私が大好きなウマ娘の映画「新時代の扉」を観に行ってきました
2001年クラシック世代の、ジャングルポケット、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、あとダンツフレームの4人を軸に描かれたストーリー
競走馬の擬人化ですが萌え要素は無く、レースで1着を獲るために死力を尽くす陸上競技アニメ映画
走るのは楽しいしもっと速く遠くに走りたい欲求がある
誰もが故障のリスクを抱えながら日々トレーニングに励んで、良いレースもあれば悪いレースもある・・・と、ほぼ陸上競技と同じというかランナーは同じ目線で見れると思います
最近は故障もあってか共感する場面が多くて何度も泣きました
そして早く走れるようになりたいな、と
さて、ジャンパー膝についてです
現状は
・下り階段を降りれるようになった(ちょっと違和感はあるけど)
・駆け足するのがちょっと怖い
・膝が捻じれるような動きが入ると痛い
など、まだ故障は完全には治っていません
先日リハビリに行った時に理学療法士さんが色んな事を試していく中で、
足首の硬さ(底屈)に注目
私は足首の柔軟性を出すためにアスリートクラブのスリムボードを使っています
(これの元々の趣旨はふくらはぎの柔軟性かもしれない)
で、やった事と言えばすごく古典的なストレッチ
たぶん大昔(少なくとも30年以上前)からあるストレッチ
中学生の頃に周りはできるのに私だけできなかった記憶があります
これのストレッチは大腿四頭筋群のストレッチが主要ですが、足首もかなりストレッチされます。痛い
あとは正座して足首を外側に傾けた所、これも足首にストレッチが入る。痛い
足首をかなり伸ばしてからジョグしてみた所、不思議と右膝の痛みが無い
しかもジョグした時に地面からの反発が得られている気がする
走りが軽くなったような・・・
理学療法士さんの見立てでは、足首の柔軟性と大腿四頭筋群、腸腰筋の柔軟性を上げれば股関節の伸展を使って走れるようになり、楽に走れるようになる、と
股関節の伸展を使ったランニングフォームはYouTubeなどでよく見かけるけど、
私の場合、そもそも柔軟性に問題があって意識してそのフォームを作るのが難しいみたい
そして今回の出来事で思い直したのが、理屈倒れしてたな、と
実は今回のジャンパー膝になった要因にケア不足があったんですが、ある理学療法士さんがSNSで静的ストレッチは疲労回復効果が無いからやる必要が無い、というのを論文を基に紹介してたんですね
で、論文でそういう結論が出てるならと思って信じて静的ストレッチをサボってた訳です
そうこうしてたら筋肉の柔軟性が低下して故障したっていう・・・
で、いま古典的な静的ストレッチをしてたらランニングエコノミーが改善されそうっていう実感があって反省しました
論文は「~の可能性が高い」という結論であって、絶対的な証明がされた訳ではないし
特に研究されつくしていないテーマであれば将来的に否定される可能性だってある
結局は自分の身体を使って試してみて、効果がでる方法を選んでいくべきだな、と
そもそもSNSで発信している人であれば何らかのバイアスが掛かっているし、
それによって何かに誘導したいって意図もあるかもしれないですもんね
例えばちょっと前までトレーニングは短時間高負荷が最も効率が良い、みたいな論調が多かったような気がします
だけど、トレーニングの時間が取れるんだったら故障しない範囲でトレーニング量を確保した方が効果は得やすい訳で
古典的なトレーニングだから効率が悪い、とかって訳でもないよね、と
トレーニングの合う・合わないは、個人の身体や生活にも拠るでしょうし
教訓とししては、思い込みは良くない。やって試してみて、身体の反応やタイム、スコアを確認して検証していくに尽きる、という事
他人の検証よりも、自分自身で検証して効果のあったトレーニングを選んでいくのが上達の近道かも