コスプレランを過去に2回行いました。
やってみるととっても楽しかったのですが、一方で事前準備や当日の支度など色々大変な事がありました。
ネットで断片的に情報を集めてやった程度ですが、どなたかの参考になればと思い、記事にします。
なお、私は2次元キャラクター(しかも女性キャラ)しかやった事がないので、そのキャラをやる前提で記事を書きます。
で、書いてみたのですが相当なボリュームになりましたので、初心者向けとメイクありの二部構成とします。
初心者向けの定義は「何のキャラクターのコスプレをやっているのか、遠巻きもしくは後ろ姿などで分かってもらうための準備」とします。
何のコスプレをしているのか分かってもらえる方が、やってる方も見てる方も楽しいですからね
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最低限必要な道具
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事前の準備
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当日の準備
1.最低限必要な道具
ウィッグ。地毛で色と形の再現ができなければ必須です。
そのキャラ用のウィッグを買うのが無難。
耐熱だとヘアアイロンも使えて造形が便利です(私は使わなかった)
なおウィッグは短いほど扱いやすいです。
あと、ウィッグネットが付属してくると思うので必ず被りましょう。
ウィッグの下から地毛が覗いていると一気にキャラクター感が薄れてしまいます。
ウィッグ用のブラシ。
私がやってるオグリキャップはロングストレートで、安いファイバー製なのでウィッグの毛がよく絡まります。絡まった毛を解くためにはウィッグ用のブラシが必要です。
個人的に色々と試した所、上記画像のタングルティーザーとコーム(櫛)の二つを使い分けています。タングルティーザーは絡まった毛を解く際に。コームは主に前髪の成型に使用しています
毛先から慎重に梳かしましょう
ウィッグ用のオイルorクリーム。
ファイバー製のウィッグはよく絡まるのですが、その原因が静電気。
乾燥すればするほど静電気が起きやすく、絡まりやすいので保湿してまとめてあげると
綺麗になります。個人的にはロングウィッグにもなるとムラなくヘアオイルで保湿するのは難しいので、ニベアの青缶のクリームを手に取って毛束に塗り込んでました
参考にした動画です。
なおこの動画でウィッグの梳かし方についても解説されているのですが、ウィッグの毛は髪の毛ではなく毛糸みたいな感じ、という表現はしっくりきました。
それくらいウィッグの髪の毛は繊細でとっても扱いにくいです。
ウィッグの髪型キープ用ののり。
せっかくウィッグの髪型を整えたとしても、風が吹いたり走り出すと髪型は乱れます
髪型が乱れると何のキャラクターなのか分かってもらえないと思って、髪型をキープするのりを使っています。画像はスプレータイプののりですが、コスプレイヤーさんの中にはゼラチンを溶かして固めている方もいらっしゃるようです。
ウィッグのメンテナンスを考えるとゼラチンは圧倒的に楽だと思います。
コスプレランするにあたって、めっちゃ動画を見たチャンネルでゼラチンでのウィッグセットについて紹介されていました。
すきばさみ。
ウィッグは誰でも被れるように大抵前髪が長めになっています。
自分に合った長さにするためにはカットは必須。
と言ってもカットは勇気がいると思いますので、なるべく少しずつ切りましょう。
もし自力でやるのが無理であれば美容室によってはウィッグのカットをしてくれる所もあるそうです。かなり勇気がいると思いますが相談してみましょう。
ウィッグ用シャンプー。
コスプレランした後はウィッグを洗う必要があります。なるべくウィッグを痛めたくないのでウィッグ用シャンプーを使ってます。
ウィッグは消耗品ですが丁寧に扱うか乱暴に扱うかで寿命が変わります。
ウィッグの洗い方動画も参考までに貼ります
コスプレ衣装。
言うまでもないですが道具の中で主役です。
入手方法は、自作か市販の衣装を買うか。
自作となるとソーイングの知識や技術が必要なので市販の衣装を買う場合について。
本来であれば着る人の体形にピッタリとフィットするのが望ましいですが、
コスプレランをするという事になると、ある程度ゆとりのあるサイズが望ましいです。
腕振りをするために肩や肘周辺にゆとりがある事。
またランニング中は呼吸が激しくなるので肋骨回りにもゆとりがあるといいでしょう。
私は自分に合ったサイズが無かったので、自分の体を採寸した上で2~3㎝ゆとりのあるサイズでオーダーしました。
また、衣装の素材が何であるかも重要です。
軽くて丈夫で吸水性の低いポリエステル製が良いです。
綿素材の場合、肌に張り付いて動きにくいです。
あと、シューズは普通にランニングシューズにしましょう。
コスプレ会場ではないので走るのに適したシューズで走るのが一番です。
2.事前の準備
・ウィッグの成型(前髪も切っておく)とのりでの固定
ウィッグの前髪を着る時は被ってみて、ちょっとずつ切るのをおすすめします。
もし自分で切るのが難しければ美容室に相談してみましょう。切ってくれる所もあるようです。
・試着
ぶっつけ本番で試着すると、何らかのトラブルが発生した時に対処できません。
衣装やウィッグを手に入れたらまずは試着してみて、鏡を見て納得のいく姿かどうかを確かめるのが良いと思います。もし衣装が走りずらそうであれば手を加えたりするためにも、スケジュールに余裕をもって試着をする事をおすすめします。
・衣装のアイロンがけ
もしシワが寄っていれば。シワがあると生活感があって、キャラクター感が薄れます。
衣装が届いたら、ハンガーで掛けておく事をお勧めします。
・ウィッグや衣装を持ち運ぶバッグ類を用意する
スーツケースが無難かなと思います。私は車のトランクや助手席に乗せてました。
・ヒゲ、ムダ毛の処理
キャラクターに依りますが、ヒゲが無いキャラクターであればヒゲはきちんと処理しましょう。またもし手足を露出する衣装であれば手足のムダ毛も処理しましょう。
キャラクターでムダ毛があるのは珍しいです
女性キャラクターをやるのなら尚更です。
私がやってるオグリキャップは黒タイツを履いてるのでそういう場合はしなくてもいいですね。
3.当日の準備
初心者向けではメイクをしていない前提なので、ウィッグを被って着替えるだけです。
会場に着替え場所が用意してある大会は珍しいと思うので、会場近くで着替えるか
コスプレ姿のまま会場入りするかの二択です。
(大会によっては規定があるかもしれませんので、規定を守りましょう)
これもなかなか勇気がいる行為だとは思いますが、コスプレランを楽しむ上では恥じらいは捨ててただ楽しむことだけ考えるのが良いと思います。
初心者向けではざっとこんな感じですが、ノーメイクで衣装を着ている自分の姿に満足できない方(事前にそれが予想できる方も)は、メイクする事をお勧めします。
メイクあり、も近日中に投稿します。